オーストリア第二の都市ともいわれるシュタイアーマルク州の州都・グラーツ(Graz)。中世の街並みが美しく、観光地としても人気の街ですが、年越しの雰囲気は日本とは大きく異なります。今回は、実際に現地で体験した「グラーツでの年越しイベント」について詳しくご紹介します。
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ヨーロッパは「年越し」よりも「クリスマス重視」
まず大前提として、ヨーロッパでは日本ほど年末年始に力を入れていません。特に重要視されているのはクリスマスです。グラーツも例外ではなく、11月末から12月24日のクリスマスイブまでが街のハイライト。クリスマスマーケットが街中に立ち並び、イルミネーションや屋台でにぎわいます。
しかし、クリスマスイブが終わると、その熱気は驚くほど早く収束します。マーケットは速やかに撤去され、年末になると営業している屋台は数件「なんとなく残っている」程度。日本のような年末ムードはほとんど感じられません。
それでも存在するグラーツの年越しイベント
そんな静かな年末のグラーツですが、年越し当日にはきちんと公式イベントが用意されています。会場となるのは、旧市街の中心に位置するハウプトプラッツ(Hauptplatz/中央広場)。市庁舎前の広場で、グラーツの年越しイベントは行われます。
特徴的なのは、カウントダウンの瞬間だけでなく、
- 19時
- 21時
- 22時30分
といった、比較的早い時間帯にもイベントが開催されている点です。家族連れや夜更かしをしない人でも楽しめるような構成になっており、いかにもヨーロッパらしい配慮だと感じました。
水と光の演出が中心のイベント内容
イベントの内容は基本的に共通しており、市庁舎前に設置された水ジェット噴射器とプロジェクション投影機を使った演出が中心です。建物や噴水に映し出される映像と、クラブミュージック調の音楽に合わせたライトアップは、派手すぎず洗練された印象。


私が参加したのは21時のイベント
私は真夜中のカウントダウンには参加せず、21時からのイベントに参加しました。この時間帯では、おそらくオーストリア国内の歌手と思われる人物が登場し、英語の楽曲を歌っていました。観客も地元の人が中心で、観光客向けというより「地域の年越しイベント」という雰囲気です。
イベントはおおよそ30分ほどで終了し、長すぎず短すぎず、寒い冬の夜でも無理なく楽しめる内容でした。

カウントダウン時の注意点
カウントダウンの瞬間になると、街中のあちこちから手持ち花火や爆竹の音が聞こえてきます。ただし、グラーツでは本来これらは禁止されているはずです。実際に使っているのは、やや柄の悪そうな人が多く、観光客は注意したほうがよいでしょう。おそらく他地域から持ち込んでいるのだと思われます。
真夜中までは多少騒がしいものの、騒音は一晩限り。翌朝には嘘のように静かになります。
静寂に包まれる元旦のグラーツ
元旦のグラーツは、驚くほど静かです。特別なイベントは一切なく、お店はすべて閉店。大晦日は午前中まで営業し、午後から完全に閉まるため、食料などは事前に準備しておく必要があります。
街を歩く人も少なく、観光というより「散歩を楽しむ日」といった雰囲気です。なお、1月2日からは基本的に通常営業に戻ります。


まとめ|派手さよりも落ち着きを楽しむ年越し
グラーツの年越しは、日本のような華やかさや賑やかさを期待すると物足りなく感じるかもしれません。しかし、歴史ある街並みの中で、光と音を静かに楽しむ年越しは、非常にヨーロッパらしく、大人向けの体験です。
「クリスマス重視、年越しは控えめ」――そんな文化の違いを感じながら迎える新年も、旅の思い出としてはとても印象に残るものになるでしょう。


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