2025年末に開通した、Graz(グラーツ)〜Klagenfurt(クラーゲンフルト)間を結ぶ新鉄道路線。その中核を担うのがKoralm Railwayであり、最大の目玉がKoralm Tunnelです。
前回の記事では開通ニュースを中心に紹介しましたが、今回は実際に乗車してみた体験レビューをお届けします。南オーストリアの移動がどれほど変わったのか、リアルな感想をまとめました。
(公式ページ:ÖBBインフラ Koralm Railway)
(当ブログの記事をまとめたポータルページはここです)
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以前のGraz〜Klagenfurt移動は正直きつかった
Koralm Railwayができる前、私はGrazからイタリアのVenice(ベネツィア)まで旅行したことがあります。
当時のルートは:
- Graz → Klagenfurt am Wörthersee(バス:約2時間)
- Klagenfurtで約30分待ち
- Klagenfurt → Venice(電車:約4時間以上)
合計で約7時間。
しかもGraz〜Klagenfurt間のバスは山道ルートで、とにかく揺れる。景色は良いのですが、カーブが多く、正直快適とは言えませんでした。
それが今回、鉄道一本で結ばれたことで劇的に改善されたのです。
Koralm Tunnel区間のスピードと快適性
Koralm Railwayの中でも特に長大で象徴的なのがKoralm Tunnel区間です。
特に、
- Weststeiermark駅
- St. Paul im Lavanttal Bahnhof
を結ぶ区間では、時速170km以上で走行します。

山がちなオーストリアにおいてこのスピードはかなりの高速水準。実際に乗ってみると、加速もスムーズで揺れも少なく、山越え特有の不安定さはほぼ感じませんでした。
以前の山道バスと比べると、まさに別次元の快適さです。
所要時間の短縮効果
以前はバス+待ち時間込みで約2時間半以上かかっていたGraz〜Klagenfurt間。
現在は鉄道のみで効率的に移動でき、乗り換えストレスも大幅に減少しました。
この変化により、
- 南オーストリア内の移動がスムーズに
- イタリア方面へのアクセス改善
- ビジネス移動の効率向上
と、観光だけでなく経済面でもインパクトの大きい路線になっています。
トンネルだけじゃない、車窓の魅力
長いトンネル区間が注目されがちですが、実は車窓風景も見どころのひとつです。
山に囲まれた駅の風景
Weststeiermark駅やSt. Paul im Lavanttal Bahnhof周辺は、山々に囲まれたダイナミックな地形。
トンネルを抜けた瞬間に広がるアルプスの風景は圧巻です。この地域にはスキー場も多く、冬場はそれらしい斜面も見えます。雪の季節ならさらに絶景でしょう。


Klagenfurt〜Villach間のハイライト
路線はそのまま南下し、
Klagenfurt am Wörthersee
↓
Villach
へと続きます。
この区間の最大の見どころは、Wörthersee。
湖畔沿いを走る景色はとても美しく、晴れた日には水面がきらめきます。山と湖のコントラストが美しく、移動時間そのものが観光体験になる感覚でした。

実際に使ってみた総合評価
率直な感想は――
「もっと早くできてほしかった」
- バス移動が不要になった
- 揺れが少なく快適
- 所要時間短縮
- 車窓も楽しめる
以前の移動を知っているからこそ、その進化を強く実感しました。
まとめ|Koralm Tunnelは南オーストリアの交通革命
Koralm RailwayとKoralm Tunnelの開通により、
- Graz〜Klagenfurt間が高速鉄道レベルに進化
- イタリア方面へのアクセス向上
- 南オーストリア観光の可能性拡大
と、地域の移動環境は大きく変わりました。
これからオーストリア南部を旅する方には、ぜひ一度体験してほしい路線です。単なる移動手段ではなく、「インフラが変わると旅の質も変わる」ことを実感できる鉄道体験でした。

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