オーストリアに家族で移住した方は、日本同様に家族手当を申請することが可能です。生活費のサポートとしても重要な制度ですが、手続きに慣れていないと戸惑うことも多いです。今回は、オーストリアで家族手当を申請する具体的な手順や必要書類、提出方法、注意点について詳しく解説します。
(当ブログの記事をまとめたポータルページはここです)
家族手当を申請する前に準備するもの
まず、家族手当を申請するには 居住許可 を取得していることが前提です。居住許可の申請手順については以前の記事でも紹介していますので、まだお済みでない方はそちらをご確認ください。
居住許可証を入手したら、次の書類を準備します。
- 住民証明(Meldezettel)
家族全員分が必要です。 - 居住許可証のコピー
表裏両面のコピーを用意してください。 - 家族手当申請書(Beih100)
それぞれの子供ごとに記入する必要があります。
書類自体はそれほど複雑ではありません。居住許可を取得できていれば、記入やコピーの準備で大きな問題はないでしょう。ただし、オーストリアの税務署(Finanzamt)は対応が遅く、書類の扱いが杜撰なこともあるため、カバーレターを同封するとスムーズに進むことがあります。カバーレターには申請内容の簡単な説明や問い合わせ先を書いておくと良いでしょう。
提出方法:直接投函と郵送の違い
家族手当の申請は、税務署への提出が必要です。提出方法は以下の2通りです。
- 直接投函
税務署の建物前にある黄色いポストに投函します。ただし、タイムスタンプが残らないため、紛失や処理遅延のリスクがあります。 - 書留郵送
少し費用はかかりますが、配達記録が残るため安心です。おすすめの方法です。
どちらの方法でも申請は可能ですが、特に外国人の場合は処理に時間がかかることが多いため、記録が残る書留郵送が無難です。
プロセスタイムと注意点
家族手当の申請で最も注意すべき点は、処理期間が非常に長いことです。自治体や税務署によって差がありますが、グラーツの場合、半年ほどかかるケースも珍しくありません。最低でも2か月は見込む必要があります。
ただし安心してほしいのは、支給される家族手当は居住日まで遡って支給されるという点です。申請が遅れても、手当自体が無効になるわけではありませんので、安心して手続きを進めることができます。
まとめ:スムーズに家族手当を受け取るために
オーストリアで家族手当を申請する際は、以下のポイントを押さえるとスムーズです。
- 居住許可証を取得してから申請する
- 家族全員分のMeldezettel、居住許可証コピー、Beih100を準備する
- カバーレターを添えると対応がスムーズ
- 提出は書留郵送がおすすめ
- 処理期間は最低2か月、半年かかることもある
- 支給は居住日まで遡及されるので安心
オーストリアでの生活費の補助として非常に役立つ制度なので、書類準備や提出方法をしっかり確認して、確実に申請しましょう。

コメント