オーストリアのパンといえば、硬い黒パンやどっしりしたライ麦パンをイメージする人が多いかもしれません。しかし実際に暮らしてみると、スーパーには「安いけどちゃんとおいしい」「意外と日本人向け」というパンがたくさん並んでいます。
今回は BILLA・SPAR・LIDL・Hofer といった主要スーパーでよく見かける、安価帯のパンをいくつか試してみたので、感想をまとめてみました。
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■ TORSTBROT(トーストブロート)
おそらく最も安価な部類の食パン。形は10cm角ほどの細長いブロック状で売られています。
価格帯を考えれば、味は「めちゃくちゃおいしい!」というほどではありませんが、
特筆すべきは “柔らかいタイプのパン” であること。
オーストリアやドイツのパンはとにかく硬い……というイメージを持っている人には意外なほど、ふんわりしています。正直、日本の一般的な食パンほどのきめ細かさはありませんが、
「安く、軽く朝食を済ませたい」「バターを塗ってトーストで食べたい」という用途には十分。
むしろ柔らかいパンを好む日本人には合います。逆に、フランス人には物足りなくて不評かも(笑)そんな“おとなしい味”のパンです。

■ Weiber Weichen(ワイバー・ヴァイヒェン)
こちらもTORSTBROTと同じく、最も安価ラインのパンですが、形はまるでミニフランスパン。
ただし フランスパンのようにガチガチに固いタイプではありません。
表面は少しだけハリがあり、中はふんわり。
「フランスパンの形をしているのに柔らかい」という、なかなか面白いキャラクターのパンです。
ハムとチーズを挟んで即席サンドにするととても相性が良く、こちらも日本人にはとても食べやすいタイプ。“コスパ良いランチパン”としてリピートしたくなる一本です。

■ Milch Brötchen(ミルヒ・ブレッチェン)
ミルクパンの生地にチョコチップが練りこまれた、甘めのロールパン。
TORSTBROTよりも生地がふんわりしており、ワンランク質が良い「デザート寄りパン」という印象です。
チョコのおかげで子どもが間違いなく好きな味。
学校の休憩時間のおやつや、お出かけ用の軽食にもぴったり。
甘さもそこまで強くないので、大人でも普通に楽しめます。
スーパーで気軽に買える“おやつパン”としておすすめ。

■ Striezel(シュトリーツェル)
こちらもミルクパンの一種で、ふんわり柔らかい生地が特徴。
Milch Brötchenに似ていますが、こちらはチョコが入らず、よりシンプルに“ミルクパンのおいしさ”を楽しめるパンです。
甘さは控えめで、朝ごはんにも◎。バターやジャムを塗って食べるとさらに幸せ。
「オーストリア=硬いパン」というイメージを覆してくれる一本です。

■ Shoko Brotchen
小さなチョコクロワッサンのようなパンです。なんといっても袋で小分けされているのが特徴です!なのでピクニックの時の道中に軽食だったり、学校のスナックに使いやすくて重宝します。なかのチョコレートは思ったより控えめでしたが・・・笑

■ NUSS Strudel(ヌス・シュトゥルーデル)
パンというより、菓子パンに分類されそうな甘いロール菓子。
Strudelの名の通り、餡をロール状の生地で巻いたスタイルです。
袋にはくるみのイラストが描いてありますが、実際に食べてみるとくるみよりも圧倒的にシナモンが強い!もはやアップルパイ(フィリング抜き)かシナモンロールのような味わい。
とにかく甘く、シナモンの香りがガツンとくるため、好みは分かれそう。
甘党の人、シナモンが大好きな人には刺さります。

■ MOHN Strudel(モール・シュトゥルーデル)
こちらはケシのペースト入りのStrudel。
色からして“黒ゴマスイーツ”を想像して期待して食べたのですが……
私には合いませんでした……。
味が独特で、日本のごま団子や黒ゴマペーストとはまた違う方向性。
ただ、スーパーで売られているということは、
オーストリア人には一定の需要があるのでしょう。というか、職場において置いたらなくなっていたので、多分オーストリア人は大好きなんだと思います。
個人的にはNUSS Strudelのほうが圧倒的に好みです。

■ まとめ:安価パンでも十分楽しい“オーストリアのパン生活”
オーストリアのパンというとハードパンのイメージが強いですが、スーパーで買える安価帯のパンは総じて 意外と柔らかく、日本人の口に合いやすい ものばかりでした。
・食パン系 → TORSTBROT
・安くて柔らかい“なんちゃってフランスパン” → Weiber Weichen
・子供向けスナック → Milch Brötchen
・朝食用ミルクパン → Striezel
・甘党向け → NUSS Strudel
・挑戦枠 → MORR Strudel
こんな感じで、用途によって選ぶ楽しさがあります。
オーストリアに滞在することがあれば、ぜひスーパーのパンコーナーを覗いてみてください。価格も味もバリエーション豊富で、けっこう楽しいですよ。


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