グラーツの喧騒を少し離れて、自然と映画スターが静かに融合する場所──それが タール湖(Thalersee) と シュワルツェネッガー生家博物館 のあるタール(Thal)です。観光スポットとしては派手さはないものの、心地よい散策、歴史、人間ドラマがさりげなく共存していて、ゆったりした旅のひとときにぴったり。以下に、私が最近訪れたときの道のり・見どころ・気づきなどを交えて紹介します。
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アクセスと道のり(公共交通機関を使って)
- 出発地は グラーツ・ゴスティング(Gösting)。ここから バス48番線 に乗り、目的地「Thal Thalwinkel」まで向かいます。
- ただし48番線は少しクセがあって、行きはタール湖を経由せずに折り返し点に戻ってしまう便もあるとの注意が必要です。そのため、湖付近で降りたい場合は 適切なバス停で下車する必要があります。
- バス停から湖までは、徒歩で約30分。途中、小川が流れていたり釣り堀があったりと、自然豊かな風景が続きます。ただし、道によっては歩道がなく車道脇を歩く区間もあるので、足元や交通には注意が必要でした。
このルートは決してアクセスがラクチンとは言えないですが、その分「足を使って辿る旅」の趣があります。



タール湖(Thalersee):自然と休息のスポット
タール湖は、グラーツからほんの少し離れただけで、こんなに落ち着いた自然があるのかと驚かされる場所。
- 湖の周りには 遊歩道(Thalersee 総歩道:約 1.5 km) が整備されており、ゆったりとした散歩にうってつけです。
- ボート遊びも可能で、手漕ぎボートやスワン型(あひる)ボートがレンタルできます。
- 湖畔にはモダンなカフェ・レストランもあり、テラス席でケーキやドリンクを楽しむのにぴったり。
- また、湖には 「約束のボート(Boot des Versprechens)」 という記念モニュメントがあり、これはシュワルツェネッガーがかつてマリア・シュライバーにプロポーズした場所として知られています。
全体として、タール湖は「リラックス」「写真映え」「ロマン」の3拍子が揃った魅力的なスポットです。






シュワルツェネッガー博物館(生家) / アーノルド・シュワルツェネッガー・ミュージアム
タール湖を見下ろすように少し丘を上ったところに、アーノルド・シュワルツェネッガーの生家が博物館になっています。
- 展示内容は非常に充実していて、彼の 幼少期(タールでの暮らし)、ボディビル時代、映画キャリア、そして 政治家(カリフォルニア州知事)時代 など、人生の主要な局面を網羅。
- 展示品には、彼の実際のトレーニング器具、映画のポスター、個人的な生活用品などがあります。
- 博物館前には ラルフ・クローフォード作の等身大(またはそれに近い)ブロンズ像 があり、フォトスポットとしても魅力的。
- 入館料は 大人 6.50 ユーロ、割引(学生・高齢者等) 5.00 ユーロ、小学生以下 3.00 ユーロ。
- 開館時間は季節によって変わります。たとえば夏期(3月〜10月)は毎日 10:00–17:00(最終入館16:30)との情報があります。




周辺散策:アルニー・ワンダーウェッグ(Arnold Schwarzenegger Wanderweg)
博物館を出て、ぜひ散策してほしいのが シュワルツェネッガー・ハイキング・トレイル。
- 全長約 7.3km のコースで、彼の人生の「足跡」を辿るように進みます。
- トレイル上には 記念プレート付きの大きな花崗岩石碑 があり、人生の重要なマイルストーンが紹介されています。
- 歩きながら、森の中、小さな丘、そしてタールの風景を楽しむことができます。
- また途中には エルンスト・フックス設計のパトリック教会(St. Jakob 教会) もあり、建築好きにもおすすめ。

印象と感想(私の視点)
私が感じたタール湖と博物館の魅力は、ギラギラした観光地ではなく、静かな敬意と物語のある場所であること。以下に特に心に残ったポイントを挙げます。
- 落ち着いた自然:バスを降りてからの散歩で感じる自然の静けさ、小川のせせらぎ、釣り堀の佇まい。たとえ訪問者が多くても、湖の周りにはリラックスする空間が十分にある。
- ロマンチックな記念碑:「約束のボート」は単なるモニュメント以上の意味を持っていて、彼とマリアの個人的な歴史を感じさせる。
- トレイルの心地よさ:ハイキングは無理せず歩ける難易度で、観光のアクセントにちょうどよい。記念碑を巡るのも楽しいし、丘から見下ろす風景が印象的。
注意点・改善ポイント(訪問前に知っておきたいこと)
- 交通の便:バスを利用する場合、48番線の運行パターンを事前に確認するのが賢明。行きと帰りで経由が違うケースがあるため、降りるバス停を間違えないよう注意。
- 道の安全性:徒歩ルートには歩道がない区間もあるので、歩く際は車道側に気を配って。スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめ。
- 時間配分:博物館は展示が豊いため、じっくり見るなら1時間以上見積もるとよい。さらに湖散策やボート遊び、トレイルも加えると半日~1日コースになる。
- 予算:博物館の入場料(6.50 ユーロなど)はそこそこ。気軽な観光としては良いが、予算に余裕を持っておいた方が安心。
- 季節に応じた訪問:夏はボート遊びや湖のリラックスを楽しめ、秋~春は散歩やハイキングに最適。ただし冬季の交通や営業状況は事前にチェックするのがベター。
総評
タール湖とシュワルツェネッガー博物館を巡る旅は、グラーツからの日帰りでも十分に価値がある体験でした。大都市の近くでありながら豊かな自然と個人的な物語が共存していて、「観光地を消費する」よりも「静かに感じる」「歩いて発見する」旅ができる場所です。
もし写真映え、自然散策、歴史好き、映画ファン、あるいはシュワルツェネッガー・ファンであれば特に楽しめるスポットだと思います。そして何より、湖のほとりでのんびり過ごしたり、静かな丘から景色を眺めたりするだけでも、日常の喧騒を忘れられる癒しがあります。


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