これまで毎年のようにグラーツのクリスマスマーケットを巡ってきました。ハウプトプラッツを中心に、ヤコミニ広場や各地のマーケットはすでに制覇していたのですが、実はシュロスベルグのクリスマスマーケットだけはまだ訪れたことがありませんでした。
「いつか行こう」と思いつつ後回しになっていた場所。今回ようやく足を運んできましたので、その様子を詳しくレポートします。
シュロスベルグへは階段ルートを選択
最初は定番どおりシュロスベルグバーン(ケーブルカー)で一気に登る予定でした。しかし、行ってみると想像以上の混雑。行きのケーブルカーは20メートルほどの行列ができており、これはさすがに待つ気になれませんでした。
そこで予定を変更し、シュロスベルグプラッツへ移動。ここからは階段で上るルートを選択します。
シュロスベルグプラッツには、冬らしい星型のイルミネーションが飾られていて、すでにクリスマス気分が高まります。

イルミネーションの階段をひたすら上る
階段は全体的に派手な装飾というより、控えめながら温かみのあるイルミネーションで飾られています。ひたすら上っていく道のりはなかなかハードですが、途中途中で足を止める楽しみがあります。

途中からは、シュロスベルグプラッツ〜ハウプトプラッツ方面の夜景を見渡すことができ、これがとても美しい。グラーツの街が宝石箱のように広がる景色は、階段ルートを選んだ人だけの特権かもしれません。


時計台へは花壇ゾーン経由がおすすめ
時計台までは正面の階段でも登れますが、私はいつも途中で右側に進み、花壇ゾーンを経由するルートを選びます。理由は単純で、こちらの方が少し空いているから。
この日も、時計台へ直行する階段は人が数珠つなぎ状態でしたが、花壇ゾーン経由の階段は比較的スムーズ。人混みが苦手な方には、このルートを強くおすすめします。
時計台周辺は意外と通常運転
時計台まで登ると、少し拍子抜け。多少のイルミネーションはあるものの、クリスマス特別仕様という感じはあまりありません。どうやら、シュロスベルグのクリスマスマーケットは時計台周辺ではなく、別の場所がメイン会場のようです。

クリスマスマーケット本番はKasematten
本命の会場は、シュロスベルグバーンの駅前にあるKasematten(カゼマッテン)。時計台からは北方向へ徒歩10分ほどです。

ここに到着すると、一気に雰囲気が変わります。Kasemattenの会場全体を使ったクリスマスマーケットは、非常に統一感があり、照明・屋台・人の流れすべてが心地いい空間。
「これは来て正解だった」と思える瞬間でした。

マーケットの規模感も申し分なく、ヤコミニ広場やハウプトプラッツに負けず劣らず。飲み物スタンドや軽食屋台が並び、寒い中でも長居したくなる雰囲気です。


Aufsteirernの文字を発見
会場内でふと目に入ったのが「Aufsteirern」という文字。
夏にハウプトプラッツで開催される、あの大規模イベントですよね。「あれって何なんだろう…?」と改めて疑問に思いました。シュタイヤーマルク州の伝統文化をテーマにしたイベントですが、冬のシュロスベルグでその名前を見るとは少し意外でした。

帰りはシュロスベルグバーンで下山
帰りは時間帯の影響か、行きほど混雑していなかったため、シュロスベルグバーンで下山。夜景を眺めながらの下りは楽で、体力的にも助かりました。
まとめ|シュロスベルグのクリスマスマーケットは大人向け
グラーツのクリスマスマーケットは数多くありますが、シュロスベルグのマーケットは少し落ち着いた大人向けの雰囲気が魅力です。
階段で登る道中、街を見下ろす景色、Kasemattenの一体感ある会場。どれも他のマーケットとは違う体験でした。
ハウプトプラッツ周辺を一通り回った方には、ぜひ次の一歩としてシュロスベルグのクリスマスマーケットをおすすめします。


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