注意:グラーツの「24時間博物館周遊券(Universalmuseum Joanneum 24h‑Ticket)」で2025/2026年は Schloss Eggenberg(エッゲンベルク城)に入れません

旅行

 グラーツを訪れる予定がある方、Universalmuseum Joanneum の「24時間(または48時間)周遊券」を考えている方への重要な情報です。公式サイト等にも未だ古い記載が残っており、誤解を招きやすいため、今の状況を以下に整理してお伝えします。

 上記周遊券は本来グラーツ市内で最も人気のある観光スポットであるエッゲンベルグ城内への入場も含まれております。しかしながら、今年に限ってはAmbition & Illusionというイベントが城内で開催されているため、周遊券で入場することができず、城がある園内の入場料も含めて一人15ユーロを支払う必要があります。問題なのは、周遊券の公式パンフレットも含めて、エッゲンベルグ城で使えるという記載がそのままになっている事です。購入する際に指摘はされますが、案内をちゃんと聞いていないと思わぬ出費を迫られることになります。さらにはもう一つの人気スポットのクンストハウスもほとんど展示されておらず、周遊券の旨味を全く味わえない状態になっています。

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エッゲンベルグ城
エッゲンベルグ城で開催中のイベントパンフレット

誤解されやすい記載

 多くの第三者サイトや観光案内では、24時間チケットで Eggenberg の展示も含まれる、または何かしらの城全体にアクセスできるとの説明をしているところがありますが、今年に限っては利用することができません。例えば以下は公式のパンフレットやチケット裏面ですが、エッゲンベルグ城の記載がそのまま使われております。私も販売員と詳細に話すまでは使えるのかと思いましたが、結局ダメで、チケット裏面のエッゲンベルグ城の表記は見え消しされました。

周遊券のパンフレットですが、エッゲンベルグ城が含まれている記載がそのままになっています。
周遊券の裏面。エッゲンベルグ城はそのまま印刷してありますが、販売員の方と色々と話したら見え消しされました。

クンストハウスの展示不足

 エッゲンベルグ城だけではなくて、もう一つの人気スポットのクンストハウス(現代美術館)ですが、なんと3展示フロア中2フロアが展示中止になっており、実質1作品しかまともな作品がない状態で、美術館として成立していない状態でした。

結論

 もし「24時間博物館周遊券(24‑h Ticket)」を使って Eggenberg 内部の展示を含めて見学したいと思っているなら、2025年はそのチケットではその目的は果たせないということを念頭に置いてください。案内サイトなどに「Eggenberg included」とありましても、それは古い情報で現状を反映していないものかもしれません。

旅行計画の際は、最新の公式情報を確認し、必要なら追加の入場券を購入しておくことをおすすめします。

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