はじめに
ヨーロッパに限った話ではありませんが、海外生活を充実させるうえで車は必要不可欠な存在です。公共交通機関が発達している都市部であっても、郊外への移動や買い出し、旅行となると車の有無で行動範囲は大きく変わります。
しかし、初めて海外で運転する際には、日本との交通ルールの違いに戸惑うことが少なくありません。国際免許を持っているからといって、「運転する権利がある」ことと「安全に運転できる」ことはまったく別の話です。現地の交通ルールを守ることは当然であり、「知らなかった」は通用しません。
私自身、ヨーロッパで初めて運転した際には、現地の方に助手席に座ってもらい、実際の道路を走りながら一つひとつルールを教えてもらいました。この記事では、特に日本人が戸惑いやすい日本との違いにフォーカスして解説します。
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速度規制|町の看板が意味するもの
ヨーロッパでは「町の中か外か」によって最高速度が明確に決められている国が多くあります。
オーストリアやドイツなどでは、町の名前が書かれた看板を越えた瞬間から、特に速度制限標識がなくても最高速度は50km/hになります。これは非常に重要なポイントで、知らないと簡単に速度違反になってしまいます。
私も最初は、道路脇にある町の名前の看板を見て「ここから市街地なんだな」程度にしか思っていませんでしたが、その看板自体に速度制限の意味が含まれているとは思いもよりませんでした。
町を出るときは、町の名前に斜線が引かれた看板があり、そこからは一般道で100km/h制限になるのがオーストリアなどでは一般的です。
なお、グラーツのような都市では、広範囲に30km/hゾーンが設定されているため、特に注意が必要です(※市内全域が30km/hではありませんが、住宅地では非常に多いです)。
速度違反カメラ|想像以上にシビア
ヨーロッパの道路には、固定式・移動式を含め、至るところに速度違反カメラが設置されています。
日本では「少しオーバーしても大丈夫」という空気を感じる場面もありますが、ヨーロッパでは制限速度は絶対と考えたほうが安全です。
特にカメラが設置されている場所では、数km/hの超過でも罰金対象になることがあります。
多くのカーナビにはカメラ位置を知らせる機能がありますが、国によってはこの警告機能が制限されている場合(例:ドイツ)もあるため、過信は禁物です。
右側通行と追い越し車線
ご存じの通り、UK(イギリス)を除くヨーロッパ諸国は右側通行です。
そのため、日本とは逆で、左側車線が追い越し車線になります。
また、市街地では左側車線が突然左折専用レーンになることも多く、直進したい場合にうっかり入ると慌てる原因になります。慣れないうちは、無理な車線変更を避けるのが賢明です。
優先道路とラウンドアバウト

白抜きの逆三角形の標識(イールド標識)がある場合、それは自分の道路の優先順位が低いことを意味します。
一時停止ではありませんが、交差点に進入する際は左右確認と減速が必須です。
ラウンドアバウト(環状交差点)では、中を走っている車が常に優先で、進入側にはこの標識が設置されているのが一般的です。
右側道路優先ルール
信号も優先標識もない交差点では、右側から来る車が優先というルールが多くの国で採用されています。
これは慣れないと非常に判断が難しいですが、市街地の路地など低速エリアで適用されることがほとんどです。速度制限が低いため、落ち着いて対応すれば大事故にはなりにくい設計になっています。

高速道路と料金制度
ヨーロッパの高速道路は、日本のような料金ゲートがなく、気づいたら制限速度が130km/hに変わっているという形で高速道路に入ることも珍しくありません。
オーストリアでは高速道路は有料で、ビネット(Vignette)と呼ばれるステッカーまたはデジタル登録が必要です。事前にガソリンスタンドやオンラインで購入しておかないと高額な罰金を科されます。
なお、レンタカーサービスによっては、この高速道路料金があらかじめ含まれている場合もあります。例えば先日紹介をしたシェアカーサービスtimはオーストリア国内の高速料金が含まれていますので、購入不要です。
ウィンカーとワイパーの違い
日本人が最も混乱しやすいのが、ウィンカーとワイパーの位置です。
多くのヨーロッパ車では、ウィンカーは左側レバーにあり、日本とは逆になっています。その結果、ウィンカーを出そうとしてワイパーを動かしてしまうのは「日本人あるある」です。
ただし、これは交通ルールではなく車種・メーカーの設計による違いなので、すべての車に当てはまるわけではありません。
ウィンカーは「ハンドルを切る方向と同じ向きに倒す」と意識すると、比較的早く慣れます。
まとめ|ヨーロッパで安全に運転するために大切なこと
ヨーロッパでの運転は、日本と比べて「慣れればシンプル、知らなければ危険」という特徴があります。特に、町の名前が書かれた看板=50km/h制限という考え方や、右側道路優先、ラウンドアバウトでの優先関係などは、日本にはないルールのため、事前に知っているかどうかで安心感が大きく変わります。
また、速度違反に対する取り締まりは非常に厳しく、少しの油断がすぐに罰金につながるのもヨーロッパならではです。「周りが速いから大丈夫」ではなく、標識とルールを基準に運転する姿勢が何より重要だと感じます。
一方で、速度規制が明確で、優先関係もルール化されているため、仕組みを理解してしまえば運転自体は合理的でストレスの少ないものでもあります。初めて運転する際は、可能であれば現地の人に同乗してもらったり、交通量の少ないエリアから慣らしたりするのがおすすめです。
ヨーロッパでの運転は、単なる移動手段にとどまらず、生活の自由度を大きく広げてくれます。正しい知識を身につけ、安全第一で、海外ドライブを楽しんでください。
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