オーストリアに住んでみて、子どもの学校生活に関していろいろと驚くことがありました。特にVolkschule(フォルクスシューレ)=小学校については、日本と似ているようで全然違う…。これからオーストリアに移住予定の方や、子育て世代の方の参考になればと思い、体験ベースでまとめてみました。
小学校はたったの4年間。そこからギムナジウムへ?
オーストリアの小学校はたったの4年間しかありません。1年生から4年生まで通った後、子どもたちはそれぞれの進路に分かれていきます。優秀な子や学力の高い子はギムナジウム(中高一貫の進学校)へ進みます。これ、日本で言えば「小学4年生の成績で将来の進路が決まる」ようなもの。正直、ちょっとシビアです。
しかも、どの学年でも留年あり!場合によっては1年生でも普通に留年になります。特にドイツ語がまだ不自由な外国人の子どもは、留年率が高め。そのせいか、学年はけっこう“フレキシブル”で、たとえば本来は5年生(ギムナジウム1年)にいるはずの子が、もう一度4年生をやり直す、なんてことも珍しくありません。
PTAも健在。イベントは夜遅くまで…!
日本と同じく、PTA(Elternverein)も存在します。しかも、PTA会費もあります(この辺はやっぱり「要らない…」と思ってしまう…笑)。さらに困るのが、PTA主催のイベントや集まりが平日の夜に開催されることが多いという点。19時開始 → 気づいたら21時半過ぎ…なんてことも。正直、親の仕事の帰りが遅い場合はかなり迷惑ですし、夜遅くなることで生活リズムも崩れがち。オーストリアはワークライフバランス重視の国だと思っていましたが、この辺りはやや矛盾を感じる部分かも。
給食を食べたいなら「学童」へ。月5万⁉︎
オーストリアの小学校では、給食は「学童(Hort)」のサービスの一環です。つまり、学童に登録しないと給食が食べられません。さらに驚きなのがその費用。家庭の年収によって変わりますが、場合によっては月額400ユーロ(約5万円)近くかかることも。これは正直、日本と比べて圧倒的に高額です。
文房具は高い!備品は自費で納入
新学年が始まるたびに、文房具や学校で使う備品(ティッシュペーパー、画用紙など)を自費で納入する必要があります。しかも、文房具がめちゃくちゃ高い!日本の感覚で言えば、2〜5倍くらいは当たり前。ノート、鉛筆、色鉛筆、糊、はさみ…すべてが高い。質は良いんですが、やはりコスパは日本のほうが上。可能であれば、日本からまとめて持ってくるのがおすすめです。特に消耗品は、軽くて持ち運びやすいので、スーツケースに忍ばせておくと◎。
まとめ:おしゃれで進んでる?実はけっこう「日本と変わらない」面も
オーストリアの学校というと、自由で個性を大切にするイメージがあるかもしれません。でも、実際に生活してみると、
- 留年の厳しさ
- PTAの煩わしさ
- 給食(学童)の高額さ
- 文房具や備品の自費負担
など、現実的にはかなりシビアな部分も多いです。特に外国人家庭にとっては、言葉の壁や制度の違いから戸惑うことも少なくありません。とはいえ、子どもの教育に対する意識の高さや、多様性への配慮など、学ぶことも多いのは確か。これからVolkschuleに通うご家庭にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


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