こんにちは。今回は、オーストリア・グラーツからオランダ・アムステルダムへ旅してきました。アクセスの悪さから空港の不思議な構造、街の見どころまで、ちょっとクセのある旅の記録をシェアしたいと思います。
グラーツ空港の選択肢は「早朝か深夜」
まず最初にぶち当たったのが、グラーツからアムステルダムへのアクセスの悪さ。グラーツ空港から飛ぶ場合、選べるのは主に朝6時発の便か、現地夜到着の便。
私の場合は朝6時発を選びましたが、ここで問題発生。市内中心部に住んでいても、始発のトラムじゃ空港に間に合わないんです。結局、早朝4時台にタクシーを使う羽目に。まだ真っ暗な中、半分寝ぼけながらの移動となりました。

不思議空間、スキポール空港に到着
アムステルダム・スキポール空港に着いて最初に思ったのは、「構造がややこしい!」ということ。
到着した瞬間から、出発エリアと到着エリアがごちゃ混ぜになっていて、自分が今どこを歩いているのか迷子気分。しかも、バゲージクレーム(荷物受け取り所)までがとにかく遠い!30分くらい歩かされた気がします。
ようやく到着しても、そこは広大なホールに20本近いベルトコンベアがずらり。しかもベルト同士の距離も遠くて、端から端まで移動すると10分以上かかる規模。さらに、肝心の私の荷物はなかなか出てこず…。なぜか次の便の荷物と一緒に登場しました(なぜ?)。
アムステルダム中央駅へ:東京駅にそっくり?
空港から市内までは電車で移動。到着するのがアムステルダム中央駅です。ここ、実はあの東京駅のモデルになった駅だそうで、たしかに赤レンガの重厚な建物がどこか似てる。違いといえば、アムステルダム駅は**運河網のど真ん中にドーン!**と構えていて、なかなかの存在感です。駅構内のトイレは0.9ユーロ。観光客向けとはいえ、有料です。駅のすぐ近くにはチャイナタウンや飾り窓地区もあり、街の雰囲気はまさに“混沌と美の共存”。

ところでオランダの電車は行き先によってホームが全く決まっていないので注意が必要です。同じホームでも逆方向の電車が来るし、しかも結構頻繁に到着ホームが変わります。到着が早すぎると、待っている間に電車のホームが変わっていて、間違えて搭乗してしまうこともよくあるらしいです。

国立美術館でオランダと世界の歴史に浸る
本来ならゴッホ美術館に行くのが王道かもしれませんが、私はあえて国立美術館(Rijksmuseum)へ。ここにはレンブラントなどのオランダの名画だけでなく、世界中から集められた展示品がズラリ。正直、「これ本当に集めてきた(=奪ってきた)のでは…」という品も多く、大英博物館のオランダ版といった印象。中でも印象に残ったのは、出島の模型が展示されていたこと。日本人としてはちょっと親近感。また、「ウォータールーの戦い」を描いた大作絵画や、実はゴッホの絵も一部展示されていました。


北へ行けば、風車と木靴と職人の音
アムステルダム中央駅から北部へ渡ると、雰囲気がガラッと変わります。ここには風車博物館や、実際に稼働している風車群が点在。正直、「風車ってそんなに興味ないな」と思ってました。でも、実際に中に入って(入場料7.5ユーロ)見てみると、ゴウンゴウンと響く歯車の音や、石挽きの力強さに圧倒されました。


他にも、木の靴(クロッグ)ファクトリー&ショップも。大人サイズの木靴は約50ユーロで販売されていて、お土産にも良さそう(履くかどうかは別として…)。

アムステルダムはコンパクト、でも油断は禁物
結論から言うと、アムステルダムの主要観光地は1日あれば回れます。
ただし、意外と移動時間がかかることも多いので、スケジュールには余裕を持つのが大事。特に電車の接続が悪かったり、道に迷ったりで時間を食いやすい街です。
おわりに:クセがあるけど、やっぱり魅力的
グラーツからの移動は大変だったし、スキポール空港は迷路みたいだったけれど、それでもアムステルダムは一度は訪れる価値ありの街でした。
風車の重厚な音、美術館で触れる世界史、東京駅そっくりの中央駅、そしてちょっとカオスなチャイナタウンや飾り窓エリア…。
“オランダらしさ”と“国際都市らしさ”が絶妙に混ざり合った街。旅好きにはぜひ体験してほしい場所です。


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