こんにちは。今回はオランダ中部にある歴史ある街、ユトレヒトへの1泊2日の旅をご紹介します。アムステルダムやロッテルダムといった大都市の陰に隠れがちですが、中世の街並みと現代的な利便性が見事に共存する、実に魅力的な街でした。
1日目:ユトレヒト・セントラム駅に到着
旅のスタートは、オランダ最大級の乗客数を誇るユトレヒト・セントラム駅から。駅に降り立つと、まず驚くのがそのスケール感。ホーム数は20近くあり、まるで空港のような広さです。スキポール空港とは違い、しっかりと改札を通らないとホームに入れない点も印象的でした。
ただし、要注意なのが電車の到着ホームが頻繁に変更されること。油断して掲示板を見ていないと、あっという間に違うホームに移動していることもあるので、電車が来る直前までこまめな確認をおすすめします。

昼のドム塔と教会、そして夜の感動
ユトレヒトといえば外せないのが、ドム塔(Domtoren)とドム教会(Domkerk)。
昼のドム塔と教会
昼間に訪れたドム教会は、荘厳なゴシック建築が印象的。ステンドグラスから差し込む光が、なんとも神秘的な空間を演出していました。この日はちょうど、結婚の記念撮影をしているカップルの姿もあり、幸せな雰囲気に包まれていました。教会の内部は無料で入れる(けど、ゲートにおもむろに寄付用の端末が設置してあり、空気読めよ、という雰囲気を漂わせています)ので、静かな時間を過ごしたい方にはおすすめです。



夜のドム塔はまさに圧巻!
そして夜。ドム塔はライトアップされ、その幻想的な姿が街のシンボルとして浮かび上がります。個人的には、昼よりも夜の方が断然おすすめ。静寂の中にそびえ立つその姿は、言葉にならない感動を与えてくれます。

ただし、夜ににぎわう分、翌朝のドム塔付近はゴミが散乱していることも。少し残念ですが、これも人気観光地の“裏の顔”として受け入れるしかないかもしれません。
2日目:ナインツェ(ミッフィー)博物館へ
ユトレヒト観光のもうひとつのハイライトは、ナインツェ博物館(Nijntje Museum)。日本では「ミッフィー」の名前で親しまれていますが、オランダでは原作名「ナインツェ」として子ども向け番組などでも登場しています。
とはいえ、実際にはオランダ人よりも日本人の方が熱烈なファンが多い印象。館内でも日本語の表示や、日本人観光客の姿が多く見受けられました。注意点としては、当日チケットではほぼ入場不可能ということ。私も事前に予約していたのでスムーズに入れましたが、事前予約は絶対に必要です!中はまるで絵本の中に入り込んだような体験型展示が中心で、大人も子どもも楽しめる空間になっています。特にミッフィー好きにはたまらないスポットです。

おわりに
たった1泊2日でしたが、ユトレヒトの魅力はぎゅっと詰まっていて、十分に満足できる旅になりました。
- 電車のホーム確認はこまめに!
- ドム塔は夜のライトアップが最高!
- ミッフィー博物館は事前予約を忘れずに!
歴史と現代、静と動が美しく交差するこの街に、きっとまた訪れたくなるはずです。次回はもう少し日数をとって、運河沿いのカフェなどもゆっくり楽しみたいですね。


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