ヨーロッパ旅行や長期滞在を計画している方にとって、現地の物価は気になるポイントの一つです。特に毎日の生活に欠かせない食料品の価格は、現地での生活コストを大きく左右します。
オーストリアといえば、ウィーンの美しい街並みやアルプスの雄大な自然が魅力の国ですが、実際に滞在してみると、日本との生活費の違いが見えてきます。中でもスーパーマーケットでの買い物は、現地の物価を肌で感じられる絶好の機会です。
2025年夏のオーストリアで実際にスーパーマーケットをまわってみたところ、「意外と安い!」と感じるものもあれば、「えっ、これがこんなに高いの?」と驚く商品も。以下では、日本と比較して特に印象的だった食品や日用品について紹介します。
■ 日本より安く買えるもの
● じゃがいも
オーストリアはじゃがいもの消費量が多く、種類も豊富。1kgあたり€1以下で買えることも珍しくありません。日本では近年、天候や流通コストの影響で価格がやや高騰しているため、オーストリアの価格はとてもリーズナブルに感じます。
● コメ
日本と比べると品種や味に違いはあるものの、標準的な長粒米(タイ米やバスマティ米など)は1kgあたり€1.5前後で購入可能。日本のスーパーで販売されている精米済みの白米(コシヒカリなど)と比べると、割安感があります。
● いちご(季節限定)
初夏〜夏の時期にかけては、地元産の新鮮ないちごが大量に並びます。旬の時期であれば500gパックが€2以下で手に入ることもあり、日本のスーパーで見かける価格よりかなり手頃です。
■ 日本より高めのもの
● 肉類(特に牛肉)
肉類全般が日本より高めで、特に牛肉は高品質なものほど価格が上がります。ステーキ用の牛肉は100gあたり€3〜5程度で、日本より割高に感じることが多いです。豚肉や鶏肉は比較的安めですが、それでも日本の特売価格と比べるとやや高い印象です。ただし、鶏肉に関しては割引価格が大きめに設定される傾向があり、タイミング良ければ日本よりも割安で入手できる事も多いです。
● バナナ
南国フルーツであるバナナは輸入品扱いのためか、1kgあたり€2前後が一般的。日本では100円前後で1房買えることを考えると、日常的に食べる果物としてはやや割高です。ただ、小学校に持たせるスナックとしてバナナは重宝するので、止むを得ず買わなくてはならないシーンも多々あります。
● 文房具
ボールペンやノートなどの文房具は、意外にも日本のほうが安くて高品質。オーストリアでは、同じようなクオリティのノートやペンを揃えようとすると、1点あたり€2〜3以上かかることも。日本の100円ショップの便利さが恋しくなる分野です。色鉛筆の12本セットが€20もしたりして、ちょっとびっくりです。オーストリアに来る際には、日本から文房具を十分に調達する事をおすすめします。
以下では、2025年夏現在のオーストリアのスーパーマーケットにおける代表的な商品の価格を、日本の価格と比較する形で一覧にまとめていきます。掲載する価格は、実際に現地のスーパーマーケット等で確認したもので、日本国内での価格は私が住んでいた頃の感覚とchatgptで問い合わせ結果に依ります。赤字は日本よりも安く手に入るもの、青字は日本よりも高額になるものです。今後もアイテムを順次追加していく予定です。旅行や移住の際の参考になれば幸いです。

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