はじめに
ベネツィアといえば、世界でも屈指の人気観光地。
「水の都」として知られ、運河を行き交うゴンドラ、美しい建築、幻想的な街並み…誰もが一度は訪れてみたい場所ですよね。
ただその一方で、観光客の多さによるオーバーツーリズム問題など、ネガティブな話題も耳にします。
それでも、サンマルコ広場周辺の輝きや夕暮れ時の大運河の景色は、世界中の人々を魅了してやみません。
今回は、そんなベネツィア観光の中でも特に注意したい、サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿入場時の「荷物」問題について、実際の体験をもとにまとめました。
これを知らないと、せっかくの観光がスムーズに進まないこともありますので、ぜひ参考にしてください。
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1:ベネツィア観光で「大きな荷物」は致命的
ベネツィアに到着してすぐ観光を始めたい。
あるいは、チェックアウト後に少し観光してから空港へ行きたい――そんな方は多いと思います。
特に、宿泊先をベネツィア本島ではなく、メストレ(Mestre)など近隣エリアに取っている場合、ホテルに荷物を預けておくことができません。
その結果、スーツケースや大きなリュックを持ちながら観光することになりますよね。
実際、ムラーノ島のガラス美術館など、そこまで混雑しない観光地では入口で荷物を預かってもらえるので、なんとかなります。
しかし、サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿では事情が違います。
ここでは大きな荷物を持ったまま場内には入れません。
小型のリュック程度なら、館内クロークに預けられることもありますが、スーツケースサイズになるとそもそも入口で止められます。
その場合、スタッフから「外の荷物預け場へ行ってください」と案内されます。
2:サンマルコ寺院の荷物預け入れ事情
サンマルコ寺院(Basilica di San Marco)の場合、入口で荷物が大きいと判断されると、すぐ近くのコインロッカーへ案内されます。
ただし、これがかなり割高で、1カ所につき約7ユーロ。
しかも人気観光地ゆえに、ロッカーはしばしば満杯。
タイミングが悪いと、預ける場所を求めて周囲をウロウロ…なんてことにもなります。
また、スーツケースサイズは入らないため、大きな荷物には実用的ではありません。
つまり、
「サンマルコ寺院に行ってから考えよう」では遅い
というのが現実です。
3:駅の荷物預け入れを活用する手も
ベネツィア・サンタルチア駅(Venezia Santa Lucia)を利用する場合、駅構内の荷物預け入れ所(Deposito Bagagli)を使うのもおすすめです。
料金は6ユーロで5時間まで、以降は1時間ごとに+1ユーロ。
電車で到着して5時間以内に観光を終える予定であれば、ここに預けてから身軽にサンマルコ方面へ向かうのがスマートです。
駅のロッカーはスタッフ管理式で、有人カウンターで預けるタイプなので安心感があります。
ただし混雑時には行列ができるため、朝早めの時間帯が狙い目です。
4:民間の荷物預け入れサービス「Bounce」も便利
もうひとつの選択肢が、近年人気の民間荷物預かりサービス。
代表的なものが「Bounce」です。
ベネツィア市内のホテルやショップが提携しており、アプリやウェブ上で事前予約をすれば、便利な場所で荷物を預けることができます。
料金は1回あたり5〜6ユーロ前後で、長時間預けても追加料金がかからないのが魅力。
注意点としては、提携店舗の営業時間内しか利用できないこと。
多くの店舗は10時以降オープンなので、朝早くから行動したい場合は時間調整が必要です。
私も実際にBounceを利用しましたが、事前にアカウント登録と支払い設定を済ませておくことがポイント。
当日になってその場で登録しようとすると、Wi-Fi環境や通信状況によって結構なストレスになります。
旅立つ前にアプリを入れておくとスムーズです。
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まとめ:サンマルコ観光は「荷物計画」がすべて
ベネツィアの観光名所――特にサンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿は、世界遺産の中心とも言えるエリア。
しかしその美しさをゆっくり味わうためには、事前の荷物対策が欠かせません。
- スーツケースは絶対に持って行かない
 - サンタルチア駅やBounceで預けてから移動する
 - コインロッカーは満杯リスクがあると心得ておく
 
この3点を押さえておけば、当日の観光がぐっとスムーズになります。
「水の都」を存分に楽しむために、身軽なスタイルでサンマルコ広場を歩きましょう。
そうすれば、石畳を照らす光も、鐘楼に響く音も、心に余裕を持って味わえるはずです。
  
  
  
  
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