はじめに
グラーツには有名な展望スポットとしてシュロスベルクがありますが、実は地元の人以外にはあまり知られていない小さな展望スポットがあります。
それがKalvarienberg(カルヴァーリエンベルク)です。
小高い丘の上に十字架とキリスト像が建ち、そこからグラーツ市街や周囲の丘陵地帯を眺めることができます。観光客はほとんどおらず、静かな雰囲気の中で散策を楽しめる穴場スポットです。
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Kalvarienbergとは?
Kalvarienbergとはドイツ語で「カルバリの丘(ゴルゴタの丘)」という意味です。
イエス・キリストが十字架にかけられたゴルゴタの丘を象徴した場所として、ヨーロッパ各地に同様の「Kalvarienberg」が造られています。
グラーツのKalvarienbergも17世紀に整備された巡礼地の一つで、丘の上へ続く道には、キリストの受難を表現した礼拝所(十字架の道)が設けられています。
現在では宗教施設であると同時に、市民の散歩コースや展望スポットとしても親しまれています。
行ってみた!
今回は、以前紹介したNOVA PARKから歩いて向かいました。
アクセスは67番バスでSchippingerstraße停留所まで行き、そこから東へ徒歩約5分です。
住宅街を歩いていくと、
「あれ?」
と思うような小高い丘が現れます。

その頂上には大きなキリスト像が見え、遠くからでもすぐに目的地だと分かります。
ECCE HOMO教会
まず訪れたのは丘のふもとに建つ教会です。
残念ながら訪れた日は日曜日だったため建物自体は閉まっていましたが、外観だけでも十分見応えがあります。
正面には大きく
「ECCE HOMO」
という文字が掲げられています。
これはラテン語で「この人を見よ」
という意味で、イエス・キリストが十字架刑に処される前に群衆へ示された際の有名な言葉です。
また、教会のテラス部分には人物像が並んでいて、宗教施設らしい荘厳な雰囲気を感じられました。


個性的な階段を登る
教会の裏手へ回ると、丘の頂上へ続く階段があります。
この階段がなかなか特徴的。
一段一段が角ばった造りになっていて、幾何学的なデザインが印象に残ります。

途中にはキリスト像や礼拝所が点在しており、巡礼路として整備されていることがよく分かります。
ゆっくり景色を楽しみながら登るのがおすすめです。

山頂からの眺め
丘の頂上には、大きな十字架と
「INRI」
の文字が掲げられたキリスト像があります。

「INRI」はラテン語の
Iesus Nazarenus Rex Iudaeorum
(ナザレのイエス、ユダヤ人の王)
の頭文字を取ったもので、十字架に掲げられた銘文として知られています。
そして、この丘からの景色がとても素晴らしいです。
ここからは
- シュロスベルク
- Fürstenstand展望台
- Gösting城跡
を一望することができます。




シュロスベルクほど高さはありませんが、その分、住宅街や教会と一緒に眺めるグラーツらしい景色が広がり、とても落ち着いた雰囲気です。
ベンチもあるので、少し休憩しながら景色を楽しむのにもぴったりでした。
まとめ
Kalvarienbergは、グラーツではあまり観光ガイドに載ることのない穴場スポットです。
しかし、
- 歴史ある巡礼地
- 「ECCE HOMO」の教会
- 趣のある石造りの階段
- キリスト像と十字架
- グラーツ市街を望む展望
など、小規模ながら見どころが詰まっています。
特に近くには、以前紹介したNOVA-AIRもあるため、飛行機レストランとセットで訪れるのもおすすめです。
シュロスベルクとはまた違った角度からグラーツの街並みを眺められる、静かで落ち着いた散策スポットでした。

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