グラーツ発!猛暑のヨーロッパから天然の冷蔵庫・グリーンランド「ヌーク」へ【前編】

旅行

猛暑のヨーロッパから避暑地・グリーンランドへ

2026年のヨーロッパは記録的な熱波に見舞われました。フランスやスペインでは40℃を超える猛暑がニュースになっていましたが、私の住むオーストリア・グラーツも例外ではありません。最高気温は37℃まで上昇し、外を歩くだけでも体力を奪われる毎日でした。

「それなら、いっそのこと一番涼しい場所へ行こう。」

そう思って選んだ旅先が、グリーンランドの首都・ヌーク(Nuuk)です。

グリーンランドの空港一覧図です。ヌーク(NUUK)は南西部にあります。

グリーンランドはデンマーク王国に属する自治区で、世界最大の島として知られています。首都ヌークの緯度は約64度。ヨーロッパではノルウェーのトロンハイムやアイスランドのレイキャビクとほぼ同じ緯度ですが、気候はまったく異なります。

例えばトロンハイムは暖流の影響を受けるため、夏は15~20℃程度まで気温が上がり、半袖で過ごせる日もあります。一方でグリーンランドは寒流に囲まれているため、ヨーロッパ各地が40℃近い猛暑だった日でも、ヌークの気温は最高8℃・最低2℃ほど。同じ緯度とは思えないほど寒冷な気候です。

まさに天然の冷蔵庫。

今回はそんなグリーンランドで、のんびりとした時間を過ごしてきました。

 

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今回の旅程

グリーンランドへは、基本的にデンマーク・コペンハーゲン(CPH)またはアイスランド経由で向かいます。

私はオーストリア・グラーツから出発したため、

グラーツ → ウィーン空港 → コペンハーゲン → ヌーク

というルートを利用しました。

おそらく、グラーツから向かう場合はこれが最もシンプルなルートだと思います。


グラーツからウィーン空港へ

今回利用したコペンハーゲン行きは、ウィーン空港10:15発のSK1694便でした。

ここで一つ注意点があります。

オーストリアの鉄道(ÖBB)は普段は便利なのですが、午前中のウィーン空港発便に乗る場合は、万が一の遅延を考えると少し不安があります。

そこで私は、毎回朝便を利用するときと同様にFlixBusを利用しました。

今回はJakominiplatzを4:35発の便に乗車し、7:00頃にはウィーン空港へ到着。出発まで約3時間ありましたが、国際線ではこのくらい余裕がある方が安心できます。

朝4時台の出発は正直かなり眠かったですが、飛行機に乗り遅れる心配をしなくて済むので精神的にはとても楽でした。

旅の始まりの朝4時のグラーツ。さすがに誰もいませんね。

SK1694便でコペンハーゲンへ

10時15分、スカンジナビア航空(SAS)のSK1694便でコペンハーゲンへ向かいます。

飛行時間は約2時間。

運航はSASではなく、CityJetという航空会社が担当していました。

私は今回初めて知ったのですが、ヨーロッパでは航空会社が別会社へ運航を委託しているケースは珍しくないようです。

CityJetはアイルランド・ダブリンに本社を置く航空会社で、地域路線の運航を多く担当しています。

サービスについては特に問題もなく、快適なフライトでした。

12時頃には無事コペンハーゲン空港へ到着。

ここからヌーク行きの便までは約5時間あります。


コペンハーゲン空港を散策

コペンハーゲン空港(CPH)は北欧最大級の空港だけあって、とても広く、ゲートもA~Fまであります。

歩いてみた印象では、

  • A・Bゲート:シェンゲン域内便
  • Cゲート:アメリカ方面
  • E・Fゲート:日本を含む長距離国際線

という配置になっているようでした。

Dゲートは工事中だったため、案内ではCゲートへ向かうよう表示されていました。

パスポートチェックはある?

今回少し不安だったのが、グリーンランドはEU加盟国ではなく、シェンゲン協定にも加盟していないという点です。

実は事前に調べたところ、インターネット上でも情報が少なく、chatgptに質問してみても「EUからグリーンランドへは出国審査があります」という回答が返ってきました。

しかし、実際にはウィーン便もヌーク便もA・Bゲート利用だったため、空港内でパスポートコントロールはありませんでした。

ただし、これは「パスポートが不要」という意味ではありません。

後ほど搭乗ゲートではしっかりパスポート確認がありますので、必ず持参してください。

情報が少ない地域だからこそ、実際に行ってみないと分からないことも多いですね。


コペンハーゲン空港でまさかの再会

A・BゲートとCゲートの間には、レストランやショップがずらりと並んでいます。

そんな中で思わずテンションが上がったのが……

セブン-イレブン!

まさかデンマークで、日本ではおなじみのセブン-イレブンに再会するとは思いませんでした。

しかも店舗数が意外と多く、空港内のあちこちで見かけます。

せっかくなので、クリスピーチキンサンドを購入。

価格は59デンマーククローネ(約1,300円)でした。

711のクリスピーチキンサンド。冷たい。。。

空港価格とはいえ、他のレストランは100クローネ(約2,200円)前後からという印象だったので、比較的リーズナブルな選択肢です。

ただ一つ残念だったのは、「温かいチキンサンドかな」と期待していたら、冷たいサンドイッチだったこと(笑)。

それでも、久しぶりに見るセブン-イレブンのロゴには、少し日本が恋しくなりました。


このあと、いよいよグリーンランド航空でヌークへ向かいます。

……ところが、このフライトで人生初の出来事を経験することになるのでした。(中編①に続く)

 

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