オーストリアの富裕層リゾート?Wörthersee(ヴェルターゼー)に行ってみた|VeldenとPörtschachを散策

旅行

はじめに

オーストリアには「富裕層に人気のリゾート地」と噂される場所があります。

それが、Wörthersee(ヴェルターゼー)です。

Wörtherseeはオーストリア南部、KlagenfurtとVillachの間に位置する東西に細長い湖です。

以前Villachに行った時に車窓から眺めて、いつか行きたいと思っていた場所でした。

湖畔にはリゾートホテルや別荘、おしゃれなレストランなどが並び、夏になると水泳やボートなどのウォーターアクティビティが盛んになります。

オーストリアの中でもかなり有名なリゾート地ですが、今回実際に訪れてみて面白いと思ったのが、日本人を含む外国人観光客が意外と少ないこと。

ザルツブルクやハルシュタットのような「世界中から観光客が押し寄せる観光地」とは少し雰囲気が違い、どちらかというとオーストリア人が自分たちの夏休みを楽しむ場所、という印象でした。

今回はWörtherseeの中でも、特に西側のVeldenと中央部のPörtschachを訪れてみました。

 

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Wörtherseeとは?

Wörtherseeは、オーストリアのケルンテン州にある湖です。

東西方向に細長い形をしており、湖の周辺には複数のリゾート地が形成されています。

代表的なのが、

  • Velden
  • Pörtschach
  • Klagenfurt West

などです。

ヴェルターゼーのフェリーの案内図

特に夏場は、

  • 水泳
  • ボート
  • SUP
  • ヨット
  • ウォータースポーツ

など、湖を利用したアクティビティが盛んです。

「湖を見る観光地」というよりも、湖そのものを遊び場として楽しむリゾートという感じです。


Grazからかなり近くなった

以前のイメージでは、GrazからWörtherseeというと少し遠い印象がありました。

しかし、現在はKoralm Tunnel(コーラルム・トンネル)の整備によってアクセスがかなり改善されています。

Grazからなら、電車で1時間強程度でアクセスできるようになっています。

そのため、Grazからの日帰り旅行先としても十分現実的です。

「ちょっと海に行きたい」というときに、オーストリアには海がないので、その代わりに湖へ行く、という感覚なのかもしれません。


Wörtherseeはいくつかのエリアに分かれている

Wörtherseeはかなり大きな湖なので、一言で「Wörthersee」といっても場所によって雰囲気がかなり違います。

今回訪れたのは、西側のVelden中央部のPörtschachです。

東側のKlagenfurt West周辺には今回は行っていませんが、こちらにも観光スポットがあります。


Klagenfurt WestにはMinimundusがある

Klagenfurt West周辺で有名なのが、Minimundusというテーマパークです。

ここは世界各地の有名建築物をミニチュアで再現したテーマパーク。

日本でいうと、愛知県の「東武ワールドスクウェア」のような場所です。

世界各国の有名な建築物やモニュメントが小さく再現されているので、こういうミニチュア系が好きな人にはかなり面白そうです。

今回は私は訪問していませんが、Wörthersee観光と組み合わせるのもよさそうです。


Pyramidenkogel Towerからの眺めも有名

Wörtherseeの南側には、Pyramidenkogel Towerという展望塔があります。

Wörtherseeを上から眺められる展望スポットとして非常に有名です。

湖が東西に細長く伸び、その周囲を山々が取り囲んでいるため、地上から見るのとはまた違った景色を楽しめるようです。

今回は行けませんでしたが、次回Wörtherseeを訪れるなら候補に入れたい場所です。


Velden|Wörtherseeで一番にぎやかなリゾート

まず訪れたのが、湖の西端にあるVeldenです。

Wörthersee周辺では最もにぎやかなエリアのひとつで、いかにも「リゾート地」という雰囲気があります。

街中には、

  • おしゃれなレストラン
  • カフェ
  • ホテル
  • ショップ

などが並んでいます。

そして何より特徴的なのが、湖に面したポートアリーナです。

湖にはたくさんのボートが停泊していて、ここからウォーターアクティビティを楽しむ人が多いようです。


湖で遊ぶ人がとにかく多い

Veldenを歩いていると、湖を眺めるだけではなく、

「この人たちは本当に湖で遊ぶために来ているんだな」

ということがよく分かります。

ボートを楽しんだり、泳いだり、水上で遊んだり。

日本の観光地の湖とは少し違って、リゾートとして湖を積極的に利用している感じがあります。


Veldenでは基本的に自由に泳げない?

ここで少し注意したいのが遊泳です。

Velden周辺は、基本的にどこでも自由に湖へ入れるというわけではありません。

遊泳する場合は、湖畔の有料施設を利用する必要があります。

ホテルや民間施設が運営しているBadなどもあり、場所によって料金を払って利用する形になっています。


公営のStrandbadもある

一方で、Veldenには公営のStrandbadもあります。

ここは有料ですが、思ったよりリーズナブル。私が確認したときは、大人7ユーロ程度でした。

リゾート地ということを考えると、「もっと高いのでは?」と思っていたので、意外と安いと感じました。

一日ゆっくり湖で遊ぶのであれば、こうしたStrandbadを利用するのもよさそうです。

※料金は時期によって変更される可能性があるので、訪問時は最新情報の確認がおすすめです。


Veldenで感じた「外国人観光客の少なさ」

Veldenで特に印象的だったのが、外国人観光客がかなり少ないことでした。

もちろん私自身も外国人なので、完全に他人事ではないのですが(笑)。

ハルシュタットやザルツブルクのような観光地では、「周りを見渡すと外国人観光客だらけ」ということがあります。

しかしVeldenでは、そういう雰囲気があまりありません。

むしろ、「オーストリア人がオーストリア国内で夏休みを楽しんでいる」という印象が強かったです。


「オーストリア人のためのリゾート」という感じ

もちろん実際には外国人観光客も来ていると思います。

ただ、私が訪れたときの印象では、海外ツアー客が大量に押し寄せている感じではありませんでした。

そのため、「ここはオーストリア人が自分たちのために楽しむリゾートなのかな」と感じました。

観光客としては少し申し訳ない気持ちもありますが、こうした環境が維持されているのはちょっと羨ましいところです。

ハルシュタットのようなオーバーツーリズムとは対照的な観光地だと思いました。


Pörtschach|Veldenとはかなり違う雰囲気

次に訪れたのが、Wörthersee中央部にあるPörtschachです。

ここはVeldenとはかなり雰囲気が違います。

Veldenが、「華やかなリゾート地」だとすれば、Pörtschachは、「落ち着いた湖畔の別荘地」という感じ。

特にParkhotelがある半島部分には、別荘のような住宅が多く建っています。

湖畔を歩いていても人がそれほど多くなく、かなりゆったりした雰囲気です。


無料で泳げる場所を発見!

Pörtschachで個人的にかなり気に入ったのが、Pavilion Panorama Pörtschachの少し東側にある無料の遊泳エリアです。

ここはなんと、無料で湖に入ることができます。

しかも、人が少ない。これはかなり良いです。


有料のBadより無料エリアのほうが好きかも

Pörtschach周辺には有料のBadもあります。

ただ、私が見た限りでは、そちらはかなり人が多く、にぎやかな雰囲気でした。

一方、無料の遊泳エリアは人が少なく、湖畔でのんびり過ごすにはこちらのほうが良さそう。

「せっかく湖に来たんだから、湖を眺めながらゆっくりしたい」

という人には、かなり魅力的な場所だと思います。


水着を持ってくればよかった……

残念だったのが、この日は水着を持っていなかったこと。

実際に無料の遊泳エリアを見て、「これは入ってみたい……」と思いました。

なので、次回は絶対に水着を持って来ようと思っています。

こういう「次回はこれをやりたい」と思える場所が見つかるのは、旅行としてはなかなか良いものです。


日本人にはPörtschachのほうが合う?

これは完全に個人的な感想ですが、日本人にはVeldenよりPörtschachのほうが合うのでは?と思いました。

ヨーロッパでは、湖に来ると、

  • ボート
  • SUP
  • 水上スポーツ
  • 泳ぐ
  • アクティビティ

など、積極的に湖で遊ぶ人が多い印象があります。

一方、日本人の場合、「湖畔に座って景色を眺める」「水辺でのんびりする」「ちょっと足だけ水につける」といった楽しみ方もかなり好きなのではないでしょうか。

そういう意味では、にぎやかなVeldenよりも、落ち着いたPörtschachのほうが日本人好みなのではないかと思いました。


Wörtherseeは「観光する」より「過ごす」場所

今回Wörtherseeを訪れて感じたのは、ここはハルシュタットのように、「有名スポットを次々に見て回る」タイプの観光地ではないということです。

むしろ、湖畔で一日過ごすための場所。

ホテルに泊まって、朝から湖で泳いだり、ボートに乗ったり、カフェで休憩したり、夕方に湖畔を散歩したり。

そういう楽しみ方が似合います。

 

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総括

Wörtherseeは、オーストリアの中でもかなり独特な雰囲気を持った湖でした。

今回訪れた場所をまとめると、

Velden

  • Wörthersee随一のにぎやかなリゾート
  • おしゃれなレストランやカフェが多い
  • ボートやウォーターアクティビティが盛ん
  • 有料の遊泳施設が中心
  • 外国人観光客が少ない印象

Pörtschach

  • Veldenよりかなり落ち着いている
  • 別荘のような住宅が多い
  • 無料で泳げる場所がある
  • 人が少なく、湖畔でゆっくりできる
  • 日本人にはこちらのほうが好みに合いそう

という感じです。

「オーストリアの富裕層に人気」という噂については、実際に行ってみると確かに高級リゾートらしい雰囲気はあります。

ただ、それ以上に印象的だったのは、海外観光客向けに作られた観光地というより、オーストリア人自身が夏を楽しむための湖畔リゾートということ。

ハルシュタットやザルツブルクとは全く違った「オーストリアの夏」を体験したいなら、Wörtherseeはかなり面白い場所だと思います。

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