はじめに
オーストリアのスーパーに行って面白いなと思うもののひとつが、ジャムの種類の多さです。
日本でもイチゴジャムやブルーベリージャムなどは定番ですが、オーストリアでは、それに加えて、
- アンズ(Marille)
- 木苺(Himbeere)
- Preiselbeere(コケモモ)
など、ちょっと日本では見慣れない味もたくさん並んでいます。
メーカーも、
- STAUD’S WIEN
- Julius Meinl
- Darbo
など、オーストリアでおなじみのブランドがいろいろ。
今回は、その中でも特に「オーストリアらしいな」と感じたジャムを食べてみました。
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オーストリアではジャムの種類が豊富
スーパーのジャム売り場を見ると、とにかく種類が多いです。
もちろんイチゴ(Erdbeere)は定番。

それ以外にも、アンズ、ラズベリー、ブルーベリー、スグリなど、かなり多くのフルーツがジャムになっています。
特にオーストリアらしい味として気になったのが、
Marille(アンズ)
Himbeere(木苺)
Preiselbeere(コケモモ)
の3種類。
実際に食べてみると、それぞれかなり個性があります。
ちなみにSTAUD’SではMarilleやHimbeere、Waldpreiselbeereなどを実際に商品として展開しています。
アンズ(Marille)
オーストリアを代表するフルーツ
まずは、Marille(マリレ)=アンズです。
オーストリアではMarilleという呼び方が一般的で、スーパーでも「Aprikose」ではなく「Marille」と書かれていることが多いです。
アンズはオーストリアらしい果物のひとつなので、ジャムでもかなりよく見かけます。
例えばSTAUD’SのMarilleジャムは、70%がアンズという商品もあります。

果肉入りと裏ごしタイプがある
Marilleのジャムで面白いのが、食感の違いです。
果肉が残っている、Marillen-Konfitüreのようなタイプもあれば、passiert(裏ごし)された、なめらかなタイプもあります。


同じアンズでも食感がかなり違います。
果肉入りならアンズそのものを食べている感じが強く、裏ごしタイプはパンに塗りやすくて、なめらか。
どちらも普通においしいです。
個人的には、ヨーグルトに入れて食べるのもかなりおすすめ。
甘酸っぱいアンズとヨーグルトの相性が良く、朝食にもぴったりです。
木苺(Himbeere)
次は、Himbeere(ヒムベーレ)=木苺・ラズベリーです。


これは日本でもラズベリージャムとして見かけますが、オーストリアではかなり定番のフレーバー。
実際に食べてみると、酸っぱくておいしい!という感じ。
イチゴジャムよりも酸味がはっきりしているので、甘ったるくなりすぎないのがいいところです。
パンに塗るのはもちろん、ヨーグルトとの相性もかなり良いです。
STAUD’SにもHimbeereのジャムがあり、東シュタイアーマルク産ラズベリーを使った商品などもあります。
Preiselbeereは日本ではちょっと珍しい
そして、個人的に「これは日本ではあまり見ないな」と思ったのが、Preiselbeere(プライゼルベーレ)です。


日本語では一般にコケモモと呼ばれるベリーです。
スーパーでは「Preiselbeere」や「Waldpreiselbeere」と書かれて売られています。
見た目は赤くて、いかにも酸っぱそう。
ところが、実際に食べてみると、思ったほど酸っぱくない。
もちろん甘いだけではなく、独特の酸味はあります。
でも、個人的にはかなり食べやすい味でした。
STAUD’Sの商品でもWald-Preiselbeerenを70%使用したジャムがあります。
Linzer Torteにも使われる……と思ったら少し違った
Preiselbeereについて調べていると、オーストリアの有名なお菓子、Linzer Torte(リンツァートルテ)を思い浮かべる人もいると思います。
ただ、ここは少し注意が必要。
伝統的なLinzer Torteに使われるジャムは、基本的にはRibisel(赤スグリ)です。
オーストリア農業省の伝統食品資料でも、Linzer Torteには「Ribiselmarmelade」が使われると説明されています。
なので、
Preiselbeere=Linzer Torteの定番
というわけではありません。
このあたり、ベリーの名前がいろいろあって、オーストリア生活を始めたばかりだと結構ややこしいです(笑)。
オーストリアのジャムメーカーもいろいろ
ジャム売り場では、いろいろなメーカーの商品を見つけることができます。
STAUD’S
代表的なウィーン発のブランドで、Marille、Himbeere、Preiselbeereなど、かなり幅広いフレーバーがあります。

Julius Meinl
コーヒーで有名なJulius Meinlですが、実はジャムも販売しています。
Marille、Himbeere、Preiselbeereなどがあり、ヨーロッパ産の果物を使った商品を展開しています。


Darbo
こちらもオーストリアではおなじみの食品メーカー。
特にMarilleは定番で、公式サイトにもMarillen-Konfitüreを使ったレシピが掲載されています。




食べてみた感想
個人的には、オーストリアのジャムは、「甘いだけではなく、酸味がしっかりあるものが多い」という印象です。
特にHimbeereは酸味があっておいしい。
Marilleは甘酸っぱくて食べやすく、ヨーグルトとの相性も抜群。
そしてPreiselbeereは、日本ではあまり馴染みのない味ですが、意外とクセがなくて食べやすいです。
スーパーでジャムを買うなら、イチゴだけで終わらせず、ぜひこのあたりも試してみてほしいです。
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総括
オーストリアのスーパーでは、本当にたくさんのジャムが販売されています。
今回紹介した中では、
- Marille=アンズ
- Himbeere=木苺・ラズベリー
- Preiselbeere=コケモモ
が特にオーストリアらしいフレーバーです。
Marilleは果肉入りと裏ごしタイプがあり、どちらもおいしい。
Himbeereは酸味がしっかりしていて、甘すぎないのが魅力。
そしてPreiselbeereは、日本ではあまり見かけないちょっと珍しい味。
STAUD’S、Julius Meinl、Darboなど、メーカーによる違いを食べ比べてみるのも面白いと思います。
オーストリアのスーパーで「どのジャムを買おう?」と迷ったら、まずはMarilleかHimbeereを試してみるのがおすすめです。

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