はじめに
クロアチアの「ドブロブニク」という地名をご存じでしょうか?
日本からの直行便はないこともあり、私はオーストリアに来るまでその名前を知りませんでした。しかし、こちらで知り合った地元の人たちから「ぜひ行くべき観光地」と何度も勧められ、気になって調べてみると、世界的に有名な観光地とのこと。
ジブリの映画の魔女の宅急便と紅の豚のモデルとしても利用されたようです。
せっかくヨーロッパ、それも南ヨーロッパへのアクセスが良いグラーツに住んでいるのだからと思い、実際に行ってみることにしました。
ドブロブニク観光で最もハイライトとして取り上げられるのが今回紹介する「城壁」です。
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ドブロブニク城壁とは?
ドブロブニクといえば何と言っても城壁です。
旧市街全体を囲むように築かれた巨大な城壁と、その内部に広がる美しい街並みは世界遺産にも登録されています。
城壁の上を歩くと、
- オレンジ色の屋根が並ぶ旧市街
- コバルトブルーのアドリア海
- 点在する要塞や教会
を同時に楽しむことができます。

ドブロブニクには見どころがたくさんありますが、もし時間が限られているなら、まず最初に訪れるべき場所は間違いなくここでしょう。
なお、城壁や旧市街は1990年代のクロアチア独立戦争の際に砲撃を受け、一部が破壊されました。現在はほとんど修復されていますが、その歴史を伝える痕跡もところどころに残されています。
ドブロブニクへのアクセス
まず問題になるのが、そもそもドブロブニクがどこにあるのかです。
ドブロブニクはクロアチアの最南端に位置しています。
私は勝手に「クロアチアの角の先っちょ」と呼んでいます。
この地域は歴史的な経緯もあり、クロアチア本土が一部ボスニア・ヘルツェゴビナ領によって分断されていました。現在はペリェシャツ橋の開通によってクロアチア国内だけで移動できるようになりましたが、それでも非常に南に位置するためアクセスは決して良くありません。
さらにクロアチアはオーストリアほど鉄道網が発達しておらず、ドブロブニクには鉄道が通っていません。
車で移動する場合も道路が限られており、観光シーズンには渋滞も発生します。首都ザグレブからでも車で10時間前後かかることがあるそうです。
それでもオーストリア人は平気で車で行くそうですが(笑)、普通の日本人旅行者には飛行機がおすすめです。
オーストリアからであれば、
- ウィーン空港からドブロブニクへの直行便
- ザグレブ経由での国内線
などが利用できます。
空港から旧市街までは、
- 空港バス:約10ユーロ
- タクシー:約50ユーロ
- Uber:約20〜30ユーロ
程度です。
3人以上で移動するならUberがかなりお得だと思います。
実際に城壁を歩いてみた!
城壁には複数の入場口がありますが、私は旧市街東側の Chapel of St. Luke 付近の入口から入りました。

入場料は、
- 大人:40ユーロ
- 子供:15ユーロ
です。
正直かなり高いです。
私は朝8時の開場と同時に訪れましたが、チケット売り場も入場口もまったく並んでおらず、非常にスムーズに入場できました。

なお、大人の場合は Dubrovnik Card(ドブロブニクカード) を購入した方がお得です。
このカードは城壁の入場券を兼ねているだけでなく、
- 博物館
- 一部の観光施設
- 市内バス
も利用できます。
価格も城壁単体とほぼ同じなので、城壁に行く予定なら基本的にこちらを購入しておけば間違いないでしょう。
オンラインで購入でき、スマートフォンのQRコードを見せるだけで利用できます。
なお、何週もできるのかと思いきや、先のChapel of St. Luke 付近のゲート付近でQRコードの再チェックを行なっており、恐らく2週目以降はここで出場させられることになるのだと思います。私は素直に出たので検札を受けなかったのですが。

東側は旧市街、西側はアドリア海
城壁を歩いていて印象的だったのは、場所によって景色の表情が大きく変わることです。

東側では赤い屋根が密集した旧市街の風景を楽しめます。

まるで中世の都市を上空から見下ろしているような感覚です。
一方、西側ではアドリア海の絶景が広がります。

青く輝く海と岩壁、そして白い石造りの城壁の組み合わせは本当に美しく、「地中海の真珠」と呼ばれる理由がよく分かります。
写真にいるカヌーも楽しそうでした。
途中では城壁の最高地点の一つである ミンチェタ要塞 に入ることもできます。

要塞内部の見学も可能ですが、どちらかというと歴史的建造物を詳しく見るというより、城壁からの景色を楽しむ観光スポットという印象でした。

城砦に限らずですが、ドブロブニクには至る所で大砲が設置されています。典型的な中世の街の作り方かもしれませんが、街全体が要塞だったようです。

一方で市民が使うバスケットコートもあり、観光資源であり生活圏でもあるんだなぁと思わされました。

独立戦争の爪痕も残る
城壁を歩いていると、ところどころに
「この場所はセルビア軍の攻撃によって破壊された」
といった説明板が設置されています。


現在の旧市街は非常に美しく修復されていますが、その背景には1990年代の紛争の歴史があります。
単なる観光地ではなく、歴史を感じる場所でもあることを改めて実感しました。

夏は朝一がおすすめ
今回宿泊先のオーナーからも強く勧められたのが、
「城壁は朝一で行った方がいい」
ということでした。
私はそのアドバイスに従い、8時の開場と同時に入場しました。
結果としてこれは大正解でした。
朝の時間帯は観光客もまだ少なく、
- チケット売り場に行列なし
- 入場口も待ち時間なし
- 写真も撮りやすい
という状態でした。
一方で正午近くになると気温は30度近くまで上昇します。
城壁の上には日陰が少ないため、真夏の日中はかなり厳しい環境になります。
私は初夏に訪れましたが、それでも昼前にはかなり暑く感じました。
また、城壁を一周するには約2時間かかります。
炎天下で2時間歩くことを考えると、朝の涼しい時間帯に訪れるのが間違いなくおすすめです。
城壁のカフェは絶景だけど高い
城壁の途中にはいくつかカフェがあります。

景色は素晴らしいのですが、価格も観光地価格です。
私が見た限りではカクテル1杯が13ユーロほどでした。
せっかくなので利用してみるのも良いと思いますが、私は今回は見送ることにしました。
絶景を見ながら飲む一杯には価値があるのでしょうが、なかなか勇気のいる価格です(笑)。
オーストリア人の友達にドブロブニクに遊びに行く旨を伝えたら真っ先に物価の話が飛んできたぐらいだったので、覚悟はしていたのですが笑
もちろんお土産店もあります!・・・が私は見る気も起きなかったので店外から撮影したのみでした。

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まとめ
ドブロブニクの城壁は、旧市街とアドリア海を同時に楽しめる世界屈指の絶景スポットでした。
入場料40ユーロは決して安くありませんが、
- 世界遺産の旧市街
- アドリア海の絶景
- ミンチェタ要塞
- 独立戦争の歴史
を一度に体験できることを考えれば、ドブロブニク観光では外せない場所だと思います。
特に夏場は朝一番の訪問がおすすめです。
ドブロブニクを訪れるなら、ぜひ早起きして城壁を歩いてみてください。赤い屋根の街並みと青いアドリア海が織りなす景色は、きっと忘れられない思い出になるはずです。

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