はじめに
オーストリアでは5月頃からあんず(Marille)が旬を迎えます。特にウィーン近郊のヴァッハウ地方はあんずの名産地として知られており、スーパーには生のあんずだけでなく、あんずジャム、あんずネクター、あんずチョコレート、そしてあんずリキュールなど関連商品が数多く並びます。
以前の記事ではWIESER MARILLEN LIKÖRを紹介しましたが、今回はその後に試した商品も含めて、オーストリアで購入できる代表的なあんずリキュールを比較レビューしてみたいと思います。
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オーストリアとあんず(Marille)
ドイツ語では「あんず」をMarille(マリレ)と呼びます。

日本では「あんず」といえばジャムや杏仁豆腐のイメージが強いですが、オーストリアでは非常に身近な果物です。特にヴァッハウ地方では名産品として知られ、収穫シーズンになるとスーパーの青果コーナーに大量に並びます。
そのためリキュールも種類が豊富で、スーパーやお土産店では必ずと言ってよいほど見かけます。
WIESER MARILLEN LIKÖR
まずは以前にも紹介したお気に入りの商品です。
350mlで約11.99ユーロ、アルコール度数は20%です。
グラスに注ぐと、まずあんずの甘く華やかな香りが広がります。飲んでみると果実感が強く、まるで濃縮したあんずをそのままリキュールにしたような味わいです。
私はまずロックで味わい、その後炭酸水で割ってみましたが、どちらも非常に美味しかったです。特に炭酸割りは爽やかで飲みやすく、夏にもぴったりでした。
さらに生のあんずを添えて飲むと見た目も華やかになり、ちょっと贅沢な気分を味わえます。
個人的には今回紹介する3種類の中で最もバランスが良く、おすすめの一本です。

FELSER MARILLEN LIKÖR
こちらは今回紹介する中では最も安価な商品です。
500mlで約6ユーロ、アルコール度数は22.5%。
価格だけ見ると非常に魅力的なのですが、実際に飲んでみるとWIESERと比べてあんずの香りがかなり控えめです。
そのため果実の甘さよりもアルコール感が前面に出てきてしまい、「あんずリキュール」というよりは「少しあんず風味のお酒」という印象でした。
もちろん決してまずいわけではありませんし、この価格で購入できることを考えると十分健闘しています。ただ、あんずらしい香りや果実感を期待して飲むと少し物足りないかもしれません。
やはり値段相応という印象でした。

BAILONI MARILLEN LIKÖR
オーストリアのあんずリキュールとして非常に有名なのがBAILONIです。
700mlで約17.5ユーロ、アルコール度数は30%。
価格は今回紹介する中で最も高価です。
実際に飲んでみると品質は高く、しっかりしたあんずの風味を感じることができます。ただ、個人的にはWIESERの方がより果実感が強く、あんずの香りを楽しめるように感じました。
またアルコール度数が30%と高めなので、その分アルコールの存在感も強くなります。
味だけで選ぶなら私はWIESER派です。
一方でBAILONIは瓶のデザインが非常におしゃれです。細長く高級感のあるボトルで、見た目だけでも「オーストリア土産」という雰囲気があります。
自分用というよりは、お土産やプレゼント向きの商品かもしれません。

飲み比べた感想
個人的な評価は以下のような感じです。
1位:WIESER MARILLEN LIKÖR
- あんずの香りが非常に豊か
- 甘さとアルコール感のバランスが良い
- ロックでも炭酸割りでも美味しい
2位:BAILONI MARILLEN LIKÖR
- 高級感がある
- お土産向き
- アルコール度数が高め
3位:FELSER MARILLEN LIKÖR
- 圧倒的な安さ
- コストパフォーマンス重視ならあり
- あんず感はやや弱め
まとめ
オーストリアを代表する果物の一つであるあんず(Marille)。その魅力を手軽に楽しめるのがあんずリキュールです。
今回飲み比べた中では、やはりWIESER MARILLEN LIKÖRが頭一つ抜けていました。あんずの香りが非常に豊かで、価格とのバランスも良好です。
一方で、見た目の高級感ならBAILONI、価格重視ならFELSERという選択肢もあります。
オーストリア旅行のお土産としてもおすすめですし、スーパーでも比較的簡単に手に入るので、あんず好きの方はぜひ一度試してみてください。特にヴァッハウ地方を訪れた後に飲むと、旅の思い出もよみがえってきますよ。

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