はじめに
オーストリアで生活していると、「こういうところは教育に力を入れているな」と感じる場面がよくあります。
その中でも面白いと思ったのが、グラーツで運営されている「バス図書館(移動図書館)」です。
名前の通り、本を積んだバスが学校を巡回しており、子供たちはその場で本を借りることができます。日本だとかなり珍しい仕組みですが、実際に見ると非常によくできたサービスでした。
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バス図書館とは?
学校を巡回する移動図書館
このバス図書館は、グラーツ市内の学校を巡回する移動型の図書館です。
だいたい1か月に1回程度のペースで各学校を回っています。
学校に直接来てくれるため、子供たちはわざわざ図書館へ行かなくても本を借りることができます。
バスの中に入って本を選べる
単に本を配るだけではなく、子供たちは実際にバスの中へ入ります。
中には本棚が並んでおり、普通の小さな図書館のような雰囲気です。
子供たちはその中で自由に本を選び、借りることができます。
返却は次回訪問時
貸出期間は約1か月
借りた本は、次回バスが学校に来たタイミングで返却します。
つまり、実質的な貸出期間は約1か月です。
巡回スケジュールと連動しているので、とても分かりやすい仕組みになっています。
初回は利用登録が必要
最初だけ登録手続き
最初に利用するときには登録が必要です。
ただ、一度登録してしまえば、その後は普通の図書館と同じように利用できます。
多言語対応がかなり充実している
ドイツ語だけではない
オーストリアなので当然ドイツ語の本が中心ですが、それだけではありません。
- 英語
- スロベニア語
- 周辺国の言語
など、多言語の本も置かれています。
グラーツらしい国際性
グラーツはオーストリア南部にあり、スロベニアなど周辺国との距離も近い地域です。
そのため、学校にも多様なルーツを持つ子供たちがいます。
こうした背景もあり、「ドイツ語だけ」という感じではなく、多言語環境をかなり意識している印象でした。
日本人目線で感じたこと
「本に触れる機会」を増やす仕組み
日本でも学校図書館はありますが、ここまで積極的に「本を届けに行く」仕組みは珍しいと思います。
特に小さい子供にとっては、「バスが来るイベント感」も大きいようで、かなり楽しみにしている様子でした。
図書館が生活に溶け込んでいる
オーストリアでは、本や図書館がかなり生活に近い存在だと感じます。
「読みたい人だけ読む」ではなく、「自然に本へアクセスできる環境を作る」という考え方が強い印象です。
総括
グラーツのバス図書館は、単なる移動サービスではなく、子供たちが本に触れる機会を増やすための非常によくできた仕組みでした。
特徴をまとめると、
- 学校を月1回程度巡回
- バスの中で本を選べる
- 次回来訪時に返却
- 多言語対応
- 子供向けに特化
という、教育都市らしいサービスです。
特に印象的だったのは、ドイツ語だけでなく英語やスロベニア語の本まで置かれていた点でした。グラーツの国際性や、多文化環境への配慮を感じられるサービスだと思います。

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