YOとは
前回はオーストリアの人気シロップメーカーMautner Markhofを紹介しましたが、今回はその最大のライバルともいえるYOのシロップをレビューします。
YOはオーストリアのスーパーでは必ずと言っていいほど見かける定番ブランドで、Mautner Markhofと並んで棚を二分する存在です。フルーツ系からオーストリアらしい伝統フレーバーまで種類が非常に豊富で、どちらを買おうか迷ってしまうほどです。
大きな違いは希釈率です。
- Mautner Markhof:1:6
- YO:1:8
と、YOのほうがやや薄める量が多く推奨されています。
もちろん好みによって濃さは調整できますが、メーカー推奨どおりに作るなら、どちらも700mlボトル・価格帯もほぼ同じなので、YOのほうが少しお得に感じるかもしれません。
価格は通常3.9ユーロ前後ですが、オーストリアでは「1+2セール(3本購入で割引)」を非常によく実施しています。
セール時は1本あたり2.6ユーロ程度まで下がるので、購入するならセールを狙って3本まとめ買いするのがおすすめです。
Orange Ohne Zucker(オレンジ・砂糖ゼロ)
まず紹介するのが砂糖ゼロシリーズのOrange Ohne Zuckerです。

オレンジ味として非常に完成度が高く、砂糖ゼロとは思えないほどしっかりした味わいがあります。
一方で、推奨希釈率でもかなり濃く感じたので、私はさらに少し多めの水で薄めるくらいがちょうど良いと感じました。
定番で子供にも大人気の夏場にもぴったりの爽やかなシロップです。
Pfirsich-Maracuja Ohne Zucker(桃&パッションフルーツ・砂糖ゼロ)
こちらは前回紹介したMautner Markhofでも一番お気に入りだったフレーバー。
桃とパッションフルーツ(Maracuja)を組み合わせた爽やかな味で、YO版も期待を裏切りませんでした。

砂糖ゼロなので甘すぎず、後味もすっきりしています。
暑い日に氷をたっぷり入れて飲むと最高です。
やっぱりこの組み合わせは間違いありません。
Holunderblüte(ニワトコの花)
オーストリアの伝統的なフレーバーといえば、やはりHolunderblüte(ニワトコの花)です。
今回初めて挑戦してみました。

ボトルを開けると、最初はミントのような爽やかな香りがします。
実は私はミントがあまり得意ではないので、「これは失敗したかも……」と思いました。
ところが飲んでみると、ミントとは全く違います。
花の蜜のような上品な甘みがあり、その後から草花を思わせる爽やかな香りが抜けていきます。
私は正直、この草っぽい香りは少し苦手でした。
一方で、家族は「これは美味しい!」と言っていたので、本当に好みが分かれる味だと思います。
オーストリアらしい味を体験したいなら、一度は試してみる価値があります。
Rosenblüte-Trauben(ローズ&ぶどう)
ローズの香りを加えたぶどう味です。

ぶどうの甘さにバラの香りがふんわり加わり、少し高級感のある仕上がりになっています。
ただ、他のフレーバーよりも味がやや控えめなので、メーカー推奨より少し濃いめに作ったほうが美味しく飲めました。
水を少なめにして作るのがおすすめです。
Himbeer-Zitrone(ラズベリー&レモン)
キイチゴ(ラズベリー)とレモンを組み合わせた定番フレーバーです。

甘さと酸味のバランスが非常によく、万人受けする味だと思います。
暑い日に飲むととても爽やかで、クセも少なく飲みやすい一本です。
迷ったらこれを選べば外れないでしょう。
Multivitamin(マルチビタミン)
オレンジや洋ナシなど、複数のフルーツをブレンドしたマルチビタミン味です。

日本でもマルチビタミンジュースは定番ですが、こちらもまさにそんなイメージ。
ただマルチビタミンというとオレンジ主体なイメージでしたが、こちらは桃や洋ナシが中心で、想像していた味と少し違いました。
柑橘系というより、甘みがバランスよくまとまっていて、とても飲みやすく仕上がっています。
ただ、柑橘系が弱いので、ビタミン摂取できている感は何となく少なめでした。
YOとMautner Markhof、どちらがおすすめ?
どちらも非常に完成度が高く、「どちらが上」と言い切るのは難しいです。
私の印象では、YOは
- 希釈率が高くコスパが良い
- 砂糖ゼロシリーズが充実
- 全体的に爽やかな味わい
という印象を受けました。
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まとめ
YOはオーストリアを代表するシロップブランドの一つで、スーパーならほぼ確実に見つけることができます。
どれも外れがなく、初めてYOを買う方にもおすすめできます。
一方で、オーストリアらしさを味わいたいならHolunderblüte(ニワトコの花)にもぜひ挑戦してみてください。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、「オーストリアならでは」の味を楽しめる一本です。

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